工場案内

連続伝票用紙をはじめ、各種伝票ができるまでの工程をご紹介しています。

印刷前準備は色々ありますが、ここでは製版部分をご紹介いたします。


版下作成 版下作成
刷の大本になる版下を、アドビ社のイラストレータというソフトを使って作成します。
フィルム出力 フィルム出力
成した版下データをフィルムに出力します。
このフィルムは昔のカメラのネガと同じ役割を果たします。
PS版焼付け PS版焼付け
フィルムをPS版に乗せ焼付けます。
この工程は昔のカメラでネガから紙焼きと同じです。
ネガの代わりにフィルムを、印画紙の代わりにPS版を使用します。
PS版現像 PS版現像
焼付けたPS版を現像します。
これでPS版は完成です。印刷機に取付けて印刷します。

伝票の形状や数量によって、使用する印刷機が違います。連続伝票用紙
(ビジネスフォーム)やプリンタ用紙を作成するときはフォーム輪転機
を、手書き伝票は平版印刷機を使用します。


連続伝票用紙(ビジネスフォーム)や、中~大ロットの手書き伝票を作成する時に使用します。
画像左側が給紙ユニットで、印刷ユニット(画像左から人まで)、加工ユニット(人から右)、排出ユニット(画像には入っておりません)につながっています。
給紙ユニット 給紙ユニット
連続伝票用紙はつながっているので、給紙の紙も巨大なトイレットペーパのようにロール状になっています。
印刷ユニット 印刷ユニット
PS版(上の白っぽいもの)にインクがのり、これがブランケット(中央の緑のもの)に転写され、さらに紙に転写されることで印刷されます。
下部で光っているのはUVランプで、すぐにインクを硬化させます。
加工ユニット 加工ユニット
加工部では送り穴や横ミシン、縦ミシンなどの加工を行います。左の写真は左右の送り穴をあけています。
排出ユニット 排出ユニット
ジグザグに折りたたんだ状態で出てきます。後工程がなければ、これで完成となり出荷します。
プリンタ用紙を作成する時に使用します。
画像左側が給紙ユニットで、印刷ユニット(画像左側)、加工ユニッ ト(画像中央部)、排出ユニット(画像右側)となっています。
フォーム輪転機を改造しておりますので、給紙部と印刷部は同じで
す。加工部と排出部が違いますので、この部分を紹介いたします。
加工ユニット 加工ユニット
つながっている紙を目的のサイズにカットします。
排出ユニット 排出ユニット
カットされて、さしみ状になって出てきます。
小~中ロットの手書き伝票を作成する時に使用します。
画像の左側が給紙部で、中央の少し高くなっている部分で印刷し、
出てきます。
給紙ユニット 給紙ユニット
フォーム輪転機で使用するロール紙と違い、カットされた紙
を使用します。
印刷ユニット 印刷ユニット
右上の赤い部分がインクで、これが中央部のPS版にのり、ブ
ランケットに転写され、左下の紙にインキがのります。
排出ユニット 排出ユニット
紙が出てきて、平積みされていきます。

帳合やパンチ穴など印刷機では出来ない加工を行います。


回転式コレーター 回転式コレーター
連続伝票を組合せながら、のり仕上やギャザー仕上げをします。
フラット式コレーター フラット式コレーター
パンチ穴やコーナーカット、ナンバリングなどの加工が必要な時に使用します。
フォームカッター フォームカッター
フォーム輪転機で作成した、連続用紙を目的のサイズにカットしま
す。
プリンタ用紙や手書き伝票を作成する時に使用します。