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運送業者の「送り状」の問合せ番号が続き番号になっていないのはなぜですか?

「送り状」の問合せ番号を順番に見ていくと、1ずつ増える続き番号になっていないものがございます。(大手運送業者の送り状によくみられます)
これは「チェックデジットナンバー」という数字を含む方式でのナンバリングになっているためです。


大手運送業者の「送り状」は大量に発行するため荷物の追跡管理の利便性からひとつひとつに「問合せ番号」などの名称で「固有の番号」を付けています。番号で荷物を特定できるため便利ですが、反面、発行数が多いことからその番号の桁数が増えてしまい数字の読み間違いや入力間違いといったミスが発生しやすくなります。
単純な続き番号(1ずつ増える通し番号)でも同じ番号がない「固有の番号」であるため1件1件を区別するという目的は得られますが、製造した範囲内の番号は全て存在していることから番号のどこか1つの数字を間違ってもそれは「別の存在する番号」になってしまいます。「送り状」なら「別の荷物」を指してしまうこととなり支障があります。


このような番号の読み間違いや入力間違いを機械的に検出しミスを未然に防ぐ方策としてこのナンバリング方式がとられています。
この方式では、通常の続き番号にその番号から一定の計算方法で算出した固有の1桁の数字「チェックデジットナンバー」を付けて番号を生成します。(通常、最後尾に付加するため続き番号に見えなくなります)
こうすることで番号の桁数は1桁分増えてしまいますが、単純な続き番号から多くの「存在しない番号」ができ、機械が瞬時に判定して番号の間違いを知らせることが可能になります。


この方式でも偶然に存在する番号として読み間違うことが絶対にないとは限りませんが、その可能性は充分に低いと想像できますので、発行数が多く桁数の大きなケースにとても有効です。