エンボス加工【えんぼす・かこう】

紙の表面にデコボコをつける加工です。硬質な凸の版と凹の版のペアで紙を挟み圧をかけてデコボコをつけ、ロゴマーク等の図柄を入れたり出来ます。「浮出し加工」ともいい、立体感を演出することが出来ます。(浮き出させた裏面はへこみます)
透かし印刷と同様、偽造防止目的に使用されることもあります。
また、複写伝票において筆圧による凹みで文字が読めることがありますが、暗証番号やパスワードの記入時など凹みで文字が読めては困る場合、あらかじめランダムなデコボコをつけておくことで、筆圧による文字の凹みと区別しにくくし読めなくする、といったことにも利用されています。
版材が高価なためコストはかかります。

伝票印刷用語集