書体【しょたい】

書体とは、英語の「タイプフェイス(Typeface)」の和訳語で、一定の文字体系のもと、それぞれの字体が一貫した特徴と独自の様式で統一された字形として表現されているものをいい、同一書体でデザインが統一された文字群のひと揃いを「フォント(Font)」といいます。
近年では、フォントを数える単位として1書体2書体と言ったり、「書体」と「フォント」はほぼ同義語のように使われているのが現状でしょうか。
日本語の書体としては、明朝体、ゴシック体などが常用され有名ですし新たな書体もデザインされていますが、欧文書体には、歴史も古くまたその文字種の少なさから小労力で作成できるため、圧倒的な種類が存在しています。
品の良い明朝体、力強い角ゴシック体などその書体が醸し出すイメージにより適所で書体を使い分けることで、その文書や伝えたいメッセージをより明確に印象付けることに役立ちます。
面白い書体の使用例として、「漫画のセリフ部分」には、ひらがなは太めの明朝体、漢字は角ゴシック体を使うという例があります。

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